こんばんは、八巻野菜です。
畑作業は除草・耕耘・収穫と
特記することはしていません。
11/28は午後からJAバンク主体の
新規就農応援授業事前説明会に参加。
前年も参加して助成金を頂きましたが、
収入が安定していないので大変助かります。
※助成金は”雑収入”扱いの収入となるので
農業次世代人材投資資金が減額となる場合あり。
11/29は午後から新車
(軽トラック)の見積もり相談。
現在使っている中古の軽トラックが
来年3月に車検を迎えますが、
車検代+タイヤ・クラッチ板交換+破損箇所の修繕費
の出費以外に今後の安全性や燃料費(現在8~10km/L)
を考えると買い替えた方が安い気がします。
頂いた見積もり金額は必要最低限の装備に
税金・手続きを合わせて総額約120万円。
納車手続きにひと月掛かるので、来年1月までに決断します。
11/30は雨天気になりそうだったので出荷のみ実施。
今回のタイトルにある”畝収”という言葉ですが、
八巻野菜の収益の考え方です。
一般的には”反収”(一反=約10アールの収穫高)ですが、
八巻野菜は農薬・肥料を使わない多品目栽培なので
・1品目の栽培面積が小さい
・販路が狭いので捌ける量が限られている
・独り作業なので労働力も限られている
そこで畝の長さを約30mに統一して、
1畝分の売上をみながら農業をしています。
現在(11/30時点)で出荷している
お野菜で例えると以下の内容となります。
・サトイモ「土垂」
1株収穫量:約1.0~1.5kg
栽培方法:株間約50cm植えなので、1畝60株
販売価格:1kg/¥600-
販売方法:店舗販売のみ、1袋で約350g/¥200-
一日売上:約¥2,000~3,000-(約10~15袋分)
1畝(1列)の収穫量は約70kg(中間値1.2kgで計算)。
1畝の収益見込はおよそ¥42,000-。
1日3~5k出荷(月換算で90~150kg)。
11~翌3月頃(約120日分)の出荷なら約400~600kg分
6~8畝必要。※個人と飲食店の出荷分も考慮するなら10畝。
→サトイモは今期2畝分しか栽培していないので、年内で出荷終了です。
・シュンギク「中葉春菊」
栽培方法:株間約15cm3条蒔の密集栽培
販売価格:1kg/¥1,500-
販売方法:店舗販売のみ、1袋で約100g/¥150-
一日売上:約¥1,500ー(10袋分)
1畝の収穫量は不明。(1日3~5kg位は収穫出来る感あり)
2017.11月時点の販路的に一日で捌ける量は約1kg程度。
10~11月の2カ月(60日分)として、
1畝の収益見込はおよそ¥90,000-。
シュンギクはもっと収穫は出来るけど、
今期は販路がないので売上は頭打ち。
→販路を開拓すれば収益見込が増やせるので、
来期は畑近くにあるJA直売所に卸してみようと思います。
八巻野菜の1畝辺りの収益見込が高いのは以下の通り。
・シュンギク 約¥90,000-
・ニンニク 約¥60,000-
・ツルムラサキ 約¥50,000- ※収穫・出荷期間が長い為
・トマト 約¥45,000-
・サトイモ 約¥42,000-
・キュウリ 約¥40,000-
・日本ホウレンソウ 約¥35,000-
・長ネギ 約¥30,000-
人気があるモノ、収穫・出荷期間が長いモノ、
常に一定して売れるモノは”畝収”が良いです。
逆に収益見込が低いのは
・エンサイ(空心菜) 約¥4,000ー ※今期5株のみ、ほぼ飲食店販売
・二十日ダイコン 約¥5,000- ※収穫・出荷期間が短い為
・トウガン 約¥10,000- ※主に飲食店とイベント販売
青果市場価格が低いモノ、収穫・出荷期間が短いモノ、
収穫量は多くても人気がないモノは”畝収”が悪いです。
今回の内容は地域や販路先によって変わります。
売上金額や収益見込は単純計算で表してますが、
実際は店舗掛け率や割引・値引販売など下方修正をしたりします。
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