2017年11月30日木曜日

「畝収」という考え方、軽トラック新車見積もり、他

こんばんは、八巻野菜です。

畑作業は除草・耕耘・収穫と
特記することはしていません。

11/28は午後からJAバンク主体の
新規就農応援授業事前説明会に参加。

前年も参加して助成金を頂きましたが、
収入が安定していないので大変助かります。
※助成金は”雑収入”扱いの収入となるので
 農業次世代人材投資資金が減額となる場合あり。




11/29は午後から新車
(軽トラック)の見積もり相談。

現在使っている中古の軽トラックが
来年3月に車検を迎えますが、
車検代+タイヤ・クラッチ板交換+破損箇所の修繕費
の出費以外に今後の安全性や燃料費(現在8~10km/L)
を考えると買い替えた方が安い気がします。

頂いた見積もり金額は必要最低限の装備に
税金・手続きを合わせて総額約120万円。
納車手続きにひと月掛かるので、来年1月までに決断します。


11/30は雨天気になりそうだったので出荷のみ実施。



今回のタイトルにある”畝収”という言葉ですが、
八巻野菜の収益の考え方です。

一般的には”反収”(一反=約10アールの収穫高)ですが、
八巻野菜は農薬・肥料を使わない多品目栽培なので
 ・1品目の栽培面積が小さい
 ・販路が狭いので捌ける量が限られている
 ・独り作業なので労働力も限られている

そこで畝の長さを約30mに統一して、
1畝分の売上をみながら農業をしています。

現在(11/30時点)で出荷している
お野菜で例えると以下の内容となります。

・サトイモ「土垂」
 1株収穫量:約1.0~1.5kg
 栽培方法:株間約50cm植えなので、1畝60株
 販売価格:1kg/¥600-
 販売方法:店舗販売のみ、1袋で約350g/¥200-
 一日売上:約¥2,000~3,000-(約10~15袋分)

 1畝(1列)の収穫量は約70kg(中間値1.2kgで計算)。
 1畝の収益見込はおよそ¥42,000-。
 1日3~5k出荷(月換算で90~150kg)。
 11~翌3月頃(約120日分)の出荷なら約400~600kg分
 6~8畝必要。※個人と飲食店の出荷分も考慮するなら10畝。
 →サトイモは今期2畝分しか栽培していないので、年内で出荷終了です。

・シュンギク「中葉春菊」
 栽培方法:株間約15cm3条蒔の密集栽培
 販売価格:1kg/¥1,500-
 販売方法:店舗販売のみ、1袋で約100g/¥150-
 一日売上:約¥1,500ー(10袋分)

 1畝の収穫量は不明。(1日3~5kg位は収穫出来る感あり)
 2017.11月時点の販路的に一日で捌ける量は約1kg程度。
 10~11月の2カ月(60日分)として、
 1畝の収益見込はおよそ¥90,000-。

 シュンギクはもっと収穫は出来るけど、
 今期は販路がないので売上は頭打ち。
 →販路を開拓すれば収益見込が増やせるので、
  来期は畑近くにあるJA直売所に卸してみようと思います。


八巻野菜の1畝辺りの収益見込が高いのは以下の通り。
・シュンギク    約¥90,000-
・ニンニク     約¥60,000-
・ツルムラサキ   約¥50,000- ※収穫・出荷期間が長い為
・トマト      約¥45,000-
・サトイモ     約¥42,000-
・キュウリ     約¥40,000-
・日本ホウレンソウ 約¥35,000-
・長ネギ      約¥30,000-

人気があるモノ、収穫・出荷期間が長いモノ、
常に一定して売れるモノは”畝収”が良いです。

逆に収益見込が低いのは
・エンサイ(空心菜) 約¥4,000ー  ※今期5株のみ、ほぼ飲食店販売
・二十日ダイコン   約¥5,000-  ※収穫・出荷期間が短い為
・トウガン      約¥10,000- ※主に飲食店とイベント販売

青果市場価格が低いモノ、収穫・出荷期間が短いモノ、
収穫量は多くても人気がないモノは”畝収”が悪いです。

今回の内容は地域や販路先によって変わります。
売上金額や収益見込は単純計算で表してますが、
実際は店舗掛け率や割引・値引販売など下方修正をしたりします。

2017年11月27日月曜日

野菜価格(2017年版)

こんばんは、八巻野菜です。


本日(11/27)より、少量ですが
 ・ミズナ「晩生千筋京水菜」
 ・小カブ「理想覆下小かぶ」
 ・チンゲンサイ
の販売を開始。




備忘録を兼ねて、八巻野菜の
野菜価格(2017年版)を表記しておきます。
※()内は店頭販売価格

根菜類
・ニンジン    1kg/¥500-  (400g/¥200-) ※2~5本
・タマネギ    1kg/¥600-  ※販売実績なし
 →ペコロスサイズ1kg/¥800-  (200g/¥200-)
・ジャガイモ   1kg/¥500-  (400g/¥200-) ※2~6個
・サツマイモ   1kg/¥500-  (400g/¥200-) ※1~3本
・サトイモ    1kg/¥600-  (約350g/¥200-) ※3~7個
 →直径2cm位の子芋はまとめて約400g/¥200-で販売
・ヤマイモ    1kg/¥800-  (約400g/¥400-)
・ニンニク    1kg/¥4、000-(約50g/¥250-) ※1個
 →バラ売り   1kg/¥3、000-(約50g/¥200-)
・ダイコン    1kg/¥300-  ※1.7kg以上は上限¥500-
・小カブ(葉あり)1kg/¥1、000-(約150g/¥150-)
 →年内採りは葉あり
・小カブ(葉なし)1kg/¥600-  (約200g/¥150-)
 →年明けから葉が黄色くなり、食味が薄皮一枚残る感じあり
・二十日ダイコン 1kg/¥1,500-(100g/¥150-)


葉菜類
・ハクサイ     1kg/¥400-   ※1.5kg以上は上限¥600-
・キャベツ     1kg/¥400-   ※1.5kg以上は上限¥600-
・レタス      1kg/¥800-   ※1玉 上限¥400-、下限¥120-
・長ネギ      1kg/¥1、000- (200g/¥240-)※2~4本
・西洋ホウレンソウ 1kg/¥1、200- (150g/¥200-)
・日本ホウレンソウ 1kg/¥1、500ー (150g/¥250-)
・シュンギク    1kg/¥1、500- (100g/¥150-)※3~5本
 →5~7月販売は 1kg/¥1、200-   (100g/¥120-)
・コマツナ     1kg/¥1、000- (約120g/¥150-)
 →3月以降の菜の花1kg/¥800-   (100g/¥100-)
・ノザワナ     1kg/¥1、000- (約120g/¥150-)
 →3月以降の菜の花1kg/¥800-   (100g/¥100-)
・チンゲンサイ   1kg/¥1,000- (約120g/¥150-)
・ニラ       1kg/¥1,200ー (80g/¥120-)
・ミズナ      1kg/¥1、000ー (約120g/150-)
・ツルムラサキ   1kg/¥1,000- (100g/¥120-)
・モロヘイヤ(葉先のみ)1kg/¥2,000- (約60g/¥200-)
・ヨウサイ(空心菜)1kg/1,000-  (100g/¥120-)

果菜類
・トマト     1kg/¥800-    (約400g/¥350-)※2~3個
 →割れたモノは基本3割引、10月採りは1kg/¥1,000-
・ミニトマト   1kg/¥1,000-  (200g/¥200-)※約12個
・ナス      1kg/¥600ー    (300g/¥180-)※3~5本
・キュウリ    1kg/¥600-    (300g/180-) ※2~3本
・ピーマン    1kg/¥1,200-  (約150g/¥200-)※3~6個
・シシトウ    1kg/¥1、500-  (100g/¥150-)※6~10本
・カボチャ    1kg/¥500-    1.6kg以上は上限¥800-
・トウガン    1kg/¥300ー    1・4kg以上は上限¥420-
・スイカ     1kg/¥500-    1.2kg以上は上限¥600-
・マクワウリ   1kg/¥600-    (300g/¥180-)
・ズッキーニ   1kg/¥600-    (300g/¥180ー)
・ゴーヤ     1kg/¥600-    (300g/¥180-)
・トウガラシ   1kg/¥1,000ー  ※販売実績なし

豆類
・ダイズ     1kg/¥1,000-  ※販売実績なし
・ソラマメ    1kg/¥1,000-  (200g/¥240ー)
・サヤエンドウ  1kg/¥1,500-  (100g/¥180-)
・スナップエンドウ1kg/¥1,500-  (100g/¥180-)
・サヤインゲン  1kg/¥1,500-  (100g/¥180ー)
・オクラ     1kg/¥2,000-  (100g/¥200-)※6~12本

店頭販売に関しては、店舗の取り分(掛け率)があるので
売れ筋は基本価格より1~3割増し。

個人はセット販売のみ(¥1,500or¥2,000)として、
価格の1~2割分を増量・もしくは品目数を加えています
※東松山市・吉見町以外は別途送料¥600-を頂いてます。

個人セット¥2,000分の販売の一例として
・トマト   500g/¥400-
・ミニトマト 200g/¥200-
・キュウリ  300g/¥180-
・ナス    400g/¥240-
・ジャガイモ 500g/¥250-
・ツルムラサキ200g/¥200-
・オクラ   100g/¥200-
・ゴーヤ   300g/¥180-
・モロヘイヤ 100g/¥200-
・ニンニク   50g/¥250-
           計¥2,300- 
と¥300(15%分)のサービスとなります。

飲食店販売は初回に限り、試食用として着払いで無料配送実施。
以降、定期的にご用命頂ける場合は”店割”として1割引を適用。

地元(埼玉県東松山市・吉見町)は
宣伝効果が見込めるので”地元割”として1割引を適用。
→地元の飲食店で定期的に使って頂ける場合は2割引を適用

収量が多いお野菜をまとめて引き受けて頂ける場合は3割引を適用。
→一例として在庫が多いジャガイモ5kgでご用命を頂ければ、
 ¥2,500-を¥1,750ーとさせて頂きます。

最後に今回表記した野菜価格は
・収穫状況
・青果市場価格
・八巻野菜の経営状況
などで変更する場合があります。

2017年11月25日土曜日

初霜、他

こんばんは、八巻野菜です。

作業は主に収穫・出荷・除草と
特記する内容はありません。

11/25時点で出荷している
お野菜は以下の通り。
・サトイモ「土垂」
・長ネギ「雷帝下仁田」
・ハクサイ「野崎白菜二号」
・シュンギク「中葉春菊」
・コマツナ「晩生小松菜」
・トウガン「姫冬瓜」 ・ヤマイモ「短径自然薯」


予定ではニンジン・ダイコン・ホウレンソウ・
カブ類にアブラナ科葉物系も出荷するつもりでしたが、
現状の品目数は半分ほどとなってます。


11/22はやまきファームで
今期初霜を観測。

翌11/23は強めの雨で
畑作業はお休み。

雨上がりは気温が上がり、
11月蒔きのホウレンソウは
発芽率ほぼ100%に到達。

野本畑の耕耘を実施。
目的としては除草したイネ科の残渣の
鋤き込みと、夏野菜の残渣(主に根)
の分解。

耕してみましたが、イネ科の残渣は
鋤き込みきれず。時間を置いて年明けに
再度耕耘を行います。


春野菜(主に春ジャガイモ・豆類)の
栽培を予定している正代畑も耕耘を実施。

こちらはアブラナ科(主に西洋カラシナ)
の残渣と、オオイヌノフグリと思われる雑草
を鋤き込んだ”緑肥”効果に期待。


予定していた作業
・タマネギの移植(11月初旬~中旬)
・秋ジャガイモの収穫(11月下旬~12月初旬)
が今期は無くなったので、代わりに
アスパラガス「メリーワトソン」の株を
様子を(枯れるまで)見ながら、
管理しやすい場所へ移植しようと思います。



冠水と水流で葉茎が傷んだ長ネギ
「九条太」も地際で刈り取ったところ
復活したので、早めに移植して
来年の収穫に繋げたいです。

2017年11月19日日曜日

収穫状況

こんばんは、八巻野菜です。

特記する作業はしておらず、
基本的には畑の片付けと収穫作業のみ。

冬の収穫作業のなかでサトイモは
時間が掛かります。掘って・バラシて
洗って・干してとほぼ半日作業。

寒いと傷みだすし、乾燥し過ぎても
味が落ちるので収穫は3~5日に
一度のペースで行ってます。



保存を重視すれば収穫したままの
泥付きで販売したいところですが、
店舗陳列なので現状は泥を落として販売しています。


冠水に耐えた9/5蒔きの
コマツナ「晩生小松菜」。

外側の葉っぱは傷んでいたり、
土汚れがあるので落としますが
新しい葉は虫喰いも少なく良い感じです。

欠点としては、収穫遅れで大株になっていることと
味が良い意味でコマツナらしい主張があり、
悪い意味だと”えぐみ(アクが強い)”があります。


9月中旬に植えたシュンギク第2弾も
台風冠水に負けずに収穫出来るように
なりました。

野本畑の第1弾のシュンギクは脇芽採りで
細かったり・繊維(スジ)の強いのが
チラホラ出てきてます。


前年は11月の積雪であまり収穫出来ませんでしたが、
今年はどこまで収穫出来るか試してみたいところです。


本日(11/19)から
ハクサイ「野崎2号」の収穫開始。

冠水被害で土汚れがひどかったですが、
中心から新たに生えた部分はキレイです。
重量(約500g)はありませんが
細々と販売したいと思います。


冠水に耐えたダイコンは
本日収穫確認したところ、
中心に空洞が来ているので
今期の販売は中止決定とします。





9月蒔きのニンジン「時なし三寸」。
前年は12月頃から収穫開始しましたが、
今年は生育が遅い感じです。

ひと月ほど様子をみながら、出荷は
12月中旬頃を予定してます。

2017年11月15日水曜日

除草、他

こんばんは、八巻野菜です。


前日(11/14)はサトイモの収穫を
予定してましたが、天候が悪くポツポツと
雨が降ってきたので中止。

葉茎が枯れてきたので、茎元から切断。
12月頃に保温・保湿用のシートで覆います。



本日(11/15)は農業公社から
「共立 自走式草刈機」をレンタル。

タイヤではなく、履帯(キャタピラ)
に加えて立ち乗りステップが付いている
ので予想以上に作業が楽でした。

心配な点としては、常に手足に振動が来るので
振動障害にならないよう1時間使用したら
10分ほど休むようにしました。


野本畑は耕耘機に絡まるイネ科の雑草や
畑周りの高い雑草を破砕。

細かくなったので、今月中に耕耘して
残渣を鋤き込んだら来春まで畑を
休めるつもりです。


正代畑は春ジャガイモ予定地に
生えた生えたアブラナ科と、
冠水被害でダメになった作物を粉砕。

こちらは畑表層で乾燥したら
耕耘して畑に鋤き込む予定です。

他に刈払機で除草予定の畑周りなど
多少斜めになっても履帯なので
強引に刈ることが出来ました。

今回の利用料金は¥2,300-ですが、
今月1日から農業公社所有の農業機械利用料金が
条件付きで減額適用となりました。※条件は以下の通り。
 ①農業次世代人材投資事業の交付を受けて、終期から起算して2年未満
 ②東松山市内で就農してから7年未満
 ③東松山市内に就農予定で農業公社理事長が認めた方

八巻野菜は条件①と②に当てはまり、利用料金半額となってます。
(※トラクター耕耘の利用料金は¥10,000→¥5,000となります)


前日の雨のおかげか、11/6に蒔いた
ホウレンソウなど葉物系の発芽を確認。

アブラナ科は目視で発芽率5割程度。
ホウレンソウは1割程度と、
無理して蒔いたけど厳しい状況です。



週末の雨に少しだけ期待しつつ、今後の天候(寒さ)で
生育にどう影響するか経過観察が必要です。

2017年11月13日月曜日

ソラマメ①・サヤエンドウ①(播種)、片付け、他

ご無沙汰しております、八巻野菜です。

この一週間はほぼ片付け作業を実施。
夏野菜の片付けはよいのですが、
冠水被害の片付けはモチベーションが
下がるので作業が緩慢になります。

野本畑に残っていたピーマンとシシトウ
を片付けて、夏野菜は終了となりました。

8月の長雨から除草を怠っていたので
イネ科の雑草がだいぶ生えてます。
後日、農業公社から自走式草刈機を借りて
粉砕したいと思います。


本日(11/13)は春収穫予定
・ソラマメ「初姫」
・サヤエンドウ「スジナイン」
の種蒔きを実施。

サヤエンドウは採れ過ぎても
捌ききれないので株間約35cm
4粒蒔きの20株。

ソラマメは前回千鳥植えでしたが、
今回は1条植えの株間約30cm約60株。
タネ半分が地表に出るように植えてます。


前回と同様に鳥や獣に種(マメ)を
食べられないように防虫ネットで覆います。

虫対策ではないので、裾部は隙間が空いてます。
強風対策として約1.5m間隔でUピン固定。




10月後半の冠水は大被害になるので
来年1月から新たに高台の畑(約2反)
を借りることにしました。

前年は一般栽培でジャガイモを
作っていた畑で、今年は耕耘のみで
何も栽培していないとのこと。

有機や自然栽培の業界的には
「転換期間中」(肥料を抜いてから
3年未満)の畑となります。

脇の道路から一段高い畑なので
水害の心配はありませんが、
整った畑を使うのは初めてなので
色々と試していくつもりです。

2017年11月7日火曜日

蒔き直し、収穫など

こんばんは、八巻野菜です。

11/5は正代畑の片付けと
ニンニクの土寄せを実施。

「けずっ太郎」で削った土を
ニンニクの株元に盛ってみました。

経過観察は必要ですが、ニンニクは
人気があるので持ちこたえてほしいところです。



11/6は翌1月以降の収穫が
出来そうなお野菜の種蒔きを実施。

・ホウレンソウ「あかね法蓮草」
・小カブ「理想覆下小かぶ」
・コマツナ「新黒葉小松菜」
・ツケナ「野沢菜」


ガイドする紐を張らずに畝生成したので
畝は歪つになってます。

八巻野菜は基本、雨の前日に種蒔きをしますが
今回は急ぎなので何度も水を汲んで潅水実施。
潅水作業が一番労力と時間が掛かりました。



トゲトゲした日本ホウレンソウの種を
播種機で蒔いたので、種量を調整する
”ブラシ”と”スポンジ”がボロボロに
なりました。

インターネットで部品注文出来るところが
見つからなかったったので、農機具屋さんに
発注依頼してます。


本日(11/7)は収穫重視。
サトイモは掘って、洗って、乾かすと
半日作業で時間と労力が取られます。

今回は8株分で約20kg分。
1株で約2kg強の収量。


親イモと芽が出た子イモは
来年の種イモにするので
畑に50cmほど穴を掘って
”逆さ”にして埋めて保管します。

12月頃に地表に保温を兼ねた
シートを敷く予定です。


最後に研修仲間の方から
オクラ「ダビデの星」を頂きました。

来年のオラクは種類が増えるので
楽しみです。

2017年11月4日土曜日

冠水被害状況、他

ご無沙汰しております、八巻野菜です。


10/22から11/1まで
正代畑は踏み入ることが出来ず。
11/2に被害確認することが
出来ました。
※耕せるまでは後2,3日必要。




被害状況は以下の通り。
・ダイコン(全滅)
・大カブ(全滅)
・レタス(全滅)
・ホウレンソウ(全滅)
・秋ニンジン(全滅)
・秋ジャガイモ(全滅)
・サツマイモ(全滅)
・10/12播種したモノ(全滅)
・冬ニンジン(全滅)
・チンゲンサイ(全滅 ※葉元に泥汚れ)
・ニンニク(マルチ剥がれ、畝が削られて種片が地表に出ている状態)
・タマネギ苗、長ネギ苗(畝が削られて、根が地表に出ている状態)
・ハクサイ(2割程度、ただし泥汚れあり)
など、冬のお野菜はほぼ壊滅です。

収穫予定が立てれないので、個人と
飲食の出荷は一旦停止とさせて頂きます。


被害が拡大した要因としては、
10/22の台風冠水後から
晴れた日が少なく、気温も低かった
ので畑の水が抜けなかった
(乾かなかった)ことが考えられます。

収穫間近の根菜は腐敗してませんが
水に浸かり続けたので表面から溶けだしてます。


台風冠水の河川の水流で
排水路の一部が土砂で埋もれたのも
水が抜けなかった要因となってます。
(橋が流されたので、しばらくは
 農機具の乗り入れ場所として使います)



冠水被害に耐えたお野菜として
サトイモはほぼ無傷。
畝が削られたので一部のイモが
地表にでましたが、深植え栽培
で助かりました。

ネギ(ユリ)科のニンニク・長ネギ苗
タマネギ苗も畝が削られて根が
地表面に出たことで生育は鈍ってますが
土寄せすれば大丈夫そうです。

9月に蒔いた葉物系は大部分が残ってます。
→元から発芽しなかった部分が多い ※10・10参照

ヤマイモ系とアスパラガスはダメだと思ってましたが、
予想に反して今回の冠水に耐えることが出来ました。

8~9月の冠水は水の引きが早い分、加湿と細菌(気温上昇)で痛むのに対して
10月の冠水は気温が低かったことで、水の引きが遅く浸水で痛んだので
色々と考える必要があります。



作業の記録としては以下の通り。
・野本畑の片付け実施
・東松山市農業公社に新しい農地賃借の相談
・正代畑の片付け(夏野菜含む)




今後の予定としては、
正代畑を早々に耕してホウレンソウなど
11月蒔きでもギリギリ出来そうなモノの種蒔き実施。
→場合によってはトンネル栽培を試行。

根が地表に出ている長ネギ苗・ニンニクの土寄せを実施。
タマネギ苗は早めに移植して、根の回復に努める。