2016年2月29日月曜日

経理の小技① 口座を3つ開設

こんにちは八巻野菜です。
まだ実働していませんが、色々な手続きついでに
本日はゆうちょ銀行に八巻野菜の口座開設をしに行きました。

結果を先に書くと、八巻野菜の口座開設はまだ無理との返答でした。
理由としては実体の無い会社名・組織名の口座は審査で落ちるそうです。

会社が法人登記されているなら「登記事項証明書」や「登記簿謄本」でOK。
登記されていない個人事業や店舗の場合は事業主と関係性がわかる運営活動媒体として
「名刺」、「パンフレット」、「HPのプリントアウト」などが必要となります。

事業開始してから一ヶ月以内に税務署に提出する「個人事業の開業届の控え」なら
ほぼ審査は通ると思いますが、準備が必要な事業開始前の口座開設に間に合いません。
 余談ですが団体名(地域自治体・学校の父母会)で口座開設する場合は
「作成 した規約」の提出が要るようです。

HPはまだ完成しておらず、名刺はHPのURLを載せたいので作るのはだいぶ後です。
八巻野菜としては口座開設せず、今回は個人の口座開設をして終了。

口座開設にこだわる理由は帳簿管理の簡略化です。
八巻野菜は販売方法としてインターネットを利用した個人宅配を考えており、
支払いは銀行払込を基本とするので、ゆうちょ銀行に口座が3つあれば
以下の使い分けが出来ます。


 ①振替口座(事業入金用、経理の仕訳で勘定科目の”収益”専用となる)
 ②振込口座(事業出金用、経理の仕訳で勘定科目の”費用”専用となる)
 ③総合口座(生活用、事業と完全に切り離す)

①の入金用が貯まれば、②の出金用に移動。
仕訳としては「(借方)普通預金② 金額 (貸方)普通預金① 金額」です。

②の出金用が貯まれば、③の生活用に移動。
仕訳としては「(借方)事業主貸② 金額 (貸方)普通預金① 金額」です。

そして利点としては、同じ銀行内の口座移動なら手数料が発生しません。
(※詳しくは御自身で調べるか、行員に確認してください)

さらに使い分けるのであれば、
④総合口座(事業出金用、クレジット/キャシュカード対応)
があってもよさそうです。

通帳で売上管理出来れば、青年就農給付金経営型の要件にある
 ”農産物等の売上や経費の支出などの経営収支を
 給付対象者の名義の通帳及び帳簿で管理する
を満たすはずです。(※現金売上は別途作成が必要)

ただし、登記されていない会社名(屋号)の口座開設2つは難しいようで、
個人でも振替口座は1つしか開設出来ないみたいです。
通常貯金の総合口座は正当な理由があれば2つ以上でもよいそうです。

内容が農業らしくありませんが、個人事業なので会計管理は重要です。

2016年2月28日日曜日

住宅購入しました



本日は不動屋さんが仲介、行政書士立ち会いの元で
家の売主から直接住宅を購入しました。現金一括払いです。
札束を持ち歩くのに慣れていないので移動中はドキドキしました。

不動産手続きは人生で初めてでしたが、色々と勉強になりました。
認定農家になれば農地の売買も可能になるので、
この経験が活かせるかもしれません。

写真右が八巻野菜の所在地兼自宅の近影です。
築40年ほど経っていますが、ほとんど使われていないので中はキレイです。
郵便受けが無かったので、玄関にポストを付けました。

写真左が少し遠目に撮りました。
庭にトラクターと車が写ってますが、私のではありません。
不動屋さんを仲介して売主の方が庭を月極駐車場として貸してました。

3月上旬に風呂場などの水回りの修繕をするので、
引越しは修繕が終了した3月中旬の予定です。

2016年2月26日金曜日

新規就農準備⑧

こんばんは八巻野菜です。
まだ家も畑もないので悶々とした日々を送っています。

色々とやることは多く、まずは作成した栽培計画・作付計画の見直し。
 トマト・キュウリ・ナスなど夏の主力野菜が4月の種蒔きになりそうで
間に合うかが心配です。露地に直播きしても耕作放棄地で雑草の種が落ちている畑
なので微妙なところ。開墾と同時に畝作りをするとして、育苗に粘土質で雑草の種がある
畑の土は使えず、トレイ・ポットによる苗作りは育苗土(腐葉土)を購入する予定です。
育苗状況により、トマトとキュウリは畝数を減らすかもしれません。
減らした畝分は栽培品目を増やして、畑に合う野菜を見つけたいですね。

ちなみに計画書で畝1本を長さ18m・幅1mとして、5本で約100㎡と計算。
18mとしたのは株間10、15、20、30、40、50、60、90cmに
対応出来るのと、一人でマルチ張りと回収を行うことを考慮しました。

計画変更は東松山市に提出する書類の修正が必要になりますが
先日、担当の方と電話のやりとりで3/10締切は農地の利用設定で
書類は農地取得後で構わないとのお言葉を頂きました。 

認定農業者になってから農地取得と思って行動していましたが、
農地が先で書類が後となったので気は楽です。

販売手段のHP作成ですが、Webで公開してるHPのひな形をお借りして
htmlを手打ち入力で形を整えました。
「法に基づく表記」と「「個人情報保護方針」の内容を考えたり、
GoogleMAPとカレンダーを組み込んでみたりと楽しく作ってます。
後は商品となる野菜や畑の画像を撮って、注文フォームを作れば
ほぼ完成です。

経理面は無料のエクセル簿記を使ってますが、
勘定科目の追加が面倒なので市販ソフトに替えたいです。
安くて簡単なソフトがあれば教えてください。

2016年2月19日金曜日

新規就農準備⑦

少し停滞気味の八巻野菜です。

停滞している理由は、単純に
作業する場所(農地)が無いからです。
物を購入するにしても置く場所(家)が
無いので、しばらく足踏み状態継続中。
モチベーションが下がりそうです。

今日は不動産屋さんと東松山市役所から連絡がありました。
不動産屋さんは2/28(日)に登記手続きを行うとのこと。
登記手続きが済んだ段階から風呂場などの修繕に入るので
引越しは3月中旬になりそうです。

東松山市役所は3/5(土)に実施する市内農園見学会のお知らせ。
東松山市の先輩農家の方々と知り合うチャンスなので
参加希望と返答しました。

明日は友人の結婚式ですが、
知り合いに会ったら新規就農すると吹聴して
自分のモチベーションを維持したいと思います。

2016年2月15日月曜日

新規就農準備⑥

こんにちは、八巻野菜です。

本日は午前中に東松山市農業公社の方と
農地賃借の書面手続きをしてきました。

2/2(火)に借りる予定だった農地Aは7.6反(76a)あり、
秋頃に借りる予定だった農地Bより近いところに
荒地で3.8反(3.8a)あったので合わせて
1.1町(1.1ha)借りることになりました。

今回借りる農地の利点は以下の通り。

 ・耕作放棄地なので農薬・肥料を抜く転換期が無い
 ・周囲に他の農家(6月まで麦栽培の方はいる)がいない
 ・川沿いで地力がそこそこある
 ・土壌の物理性もそこそこよい?(要検証)
 ・畑が一箇所にまとまっているので作業しやすい

欠点を挙げるなら以下の通り。
 ・荒地の開墾
 ・長年耕作放棄地だったので一年目は徹底した除草が必要
 ・周囲に農家がいないので相談、助言が受けられない
 ・川沿いで豪雨による冠水被害の危険あり
 ・荒川上流河川事務所管轄でパイプハウスの建設はNG
 ・畑が一箇所なので生産リスクあり

欠点の冠水(危機管理)とパイプハウスNG(生産管理)は
経営として問題ありますが、利点を考慮して決めました。

地権者との交渉は農業公社が行うのですが
色々な問題があるので手続きが完了するのは4月になるとのこと。
認定農業者になるのが4/1なので問題ないのですが、
準備はしておきたいので、地権者との交渉時に3月位から
草刈・開墾してもよいか確認して頂くようにお願いしました。

途中から参加された農政課の方より、
新規就農青年給付金(経営型)の営農開始日は
 ①農地権利の取得
 ②本人名義の取引開始
 ③主要資産(農機具)の取得
のどれかになるので注意してほしいとのこと。
現在の私は全て該当しませんが、管理機を購入した場合は
③に該当するので購入日が営農開始になるようです。
軽トラック・刈払機の購入を確認したところ、
こちらはギリギリ大丈夫との返答でした。

営農計画書・新規就農青年給付金については
後日に農業委員会提出前の事前確認をすることで終了。

午後は吉見町役場で転入届の手続きと、
不動屋さんで最終的な見積もりと登記手続きの準備。

住所を変更したので、やることが一気に増えました。

2016年2月12日金曜日

新規就農準備⑤

こんにちは、八巻野菜です。

今日は現在住んでいる新座市の市役所に行って
転出届の手続きをしてきました。
事前にインターネットで調べて、必要な印鑑登録証明書と
国民健康保険証を携行したので手続きは問題なく終了。

マイナンバー制度になったので簡単に終わるかと
思ってましたが、行政のシステムは追いついていないようで
窓口は3箇所廻されました。縦割り行政は健在のようです。


後、国年健康保険を2015年度分一括で支払っていたところ
担当窓口で2ヶ月分過徴となることが判明。
後日返却されることになりました。
これはラッキーというべきかな?

帰りに近所のニトリで最低限必要な日用品をチェック。
購入する家電は決めてますが、
生活資金も就農資金同様に抑えて
自己資金は残しておきたいところです。

ことわざに「貧すれば鈍する」とありますが
余裕・余力は大事だと思います。

2016年2月11日木曜日

新規就農準備④

こんにちは、八巻野菜です。

今日は東松山市の東側にある比企郡吉見町で
購入予定の中古物件の最終確認をしてきました。

物件は築40年の木造1階平屋の3LDK。
40坪ほどで建蔽率は50%弱。庭は広めで車2台入庫可能。
住宅街の南東角地で陽当たりは良好。
壁・床に断熱材はなく、トイレは汲み取りです。
農地との距離はGoogleMAPで調べると約8km。
風呂場を改修すれば直ぐに住めるので、
独り百姓には充分です。

気になる金額は登記手数料込みで約325万円。
私では出来ない風呂場など水回りの修繕と、
ガス管交換を不動屋さんを介して依頼するので
修繕費を含めると総額は350万円位とのこと。 
固定資産税は年約10万円かかる模様。(4月頃に役場確認予定)

新規就農に向けて最初の大出費ですが、
賃貸物件に月5万円を6年間払うのと
同じ金額なので購入を決めました。
2/15(月)に業者の修繕費を含めた総額の見積もりを
頂くことで今回は終了。

 明日は市役所で転出届をしてきます。
不動屋さんから登記する前に新しい住所変更をしないと、
登記後に住所変更で無駄な手数料が掛かるそうです。

ついでに本籍も移動しておきますかね。

2016年2月10日水曜日

新規就農準備③

少し間が空きました。
こんにちは、八巻野菜です。

昨日、東松山市農業公社から
ほぼ農地がお借り出来る連絡を頂き、
2/15(月)に東松山市役所で
話を詰めることになりました。

公社の方は私が借りる予定地に
生えていた雑草も調べたようで
背の高い雑草はキク科の”オオブタクサ”
ツル性の雑草はウリ科の”アレチウリ”とのお話でした。
ネットで調べるとかなりの難敵です。

これで住居購入に踏み切れるので、不動産屋さんに連絡。
明日2/11(木)に最終現調と見積もりの約束をしました。

今後の予定としては
・2月下旬までに新しい住居を決めて、住所を移す。
・3/10までに東松山市に新規就農の書類を提出。
 その間で引越し・軽トラック購入・農機具購入などなど。
 許可が頂ければ、借りる予定地の開墾・刈払いを先行したいです。
・4/1から営農開始。

色々とやることが多く、手につかない状態でしたが、
ようやくスタートラインが見えてきた感じです。

2016年2月3日水曜日

新規就農準備②

こんにちは、やまきファーム(八巻野菜)です。
今日は東松山市役所に提出する2つの書類を作成しました。

 ①農業経営改善計画書
 ②青年就農給付金(経営型)
 

①営農計改善計画書は認定農業者になる為に必要です。
自分の農業がどういうものか、概要と
1年目と数年先(概ね5年)の目標・計画を書いて
市役所の農政課を通じて、農業委員会に提出します。

東松山市の農業委員会は毎月10日締切。
申請が承認されると翌月1日から認定農業者となり、
公的に農地を借りたり、給付・融資が受けれるようになります。

②青年就農給付金(経営型)は記載内容・提出先は
営農計画改善計画書と同じですが、国から給付金を頂くので
書類提出後も、計画通り営農・収益があるか確認があります。

経営型は農地を取得(借用)した段階から営農開始と見なし、
「人・農地プラン」 で近隣農家と会合など半年ほど時間を要するそうです。

新規就農するのに重要な書類なので、
あらかじめ作成しておけばよかったはずです。
書式は農林水産省のHPからダウンロード出来ます。
東松山市農政課の担当からも見本は頂いてました。

それが出来なかった理由は1月半ばにPCが壊れたからです。
概ねの農業・栽培計画を立てて、書類も作ってましたが復元出来ず。

研修期間の1年間で作成したデータもほぼ消えて
少し心が折れましたが、農業を始めたら、
もっと心が折れる経験をするはずです。
無いものは諦めてシンプルに出来ることを進めるのみ。

書類の提出締切は4月開始を目標にすると3/10。
2月はやることがいっぱいです。

2016年2月2日火曜日

新規就農準備①

借用する農地候補A 2016.02

はじめまして。
やまきファーム(八巻野菜)です。

2016年春から埼玉県東松山市で
農薬・肥料を使用しない野菜栽培を開始する予定。
現在は農地・住居確保に奔走中です。

農地は以前から東松山市内に決めてましたが、
住居がなかなか見つからず。先日ようやく隣接する
借用する農地候補B 2016.02
比企郡吉見町で見つかり1歩前進したところです。
 
農地と住居は同時に進行しないと、
片方が立ち消えた場合、面倒なことになるので
不動屋さんとは農地の確保が出来次第、
住居を契約する段取りにしました。
 
本日は東松山市役所農政課の方と
東松山市農業公社の方と私の3人で、
以前から希望していた農地の最終確認をしてきました。

場所は東松山市と坂戸市の堺を流れる
越辺川(おっぺがわ)の川沿い。


2015.08時点
2015.08月時点で数年放置された約6町(6ha)の
耕作放棄地とのお話だったので、就農したら1町ほど
借りたいと意思表示していたはずが・・・
約半年の間に土手の拡張で農地が縮小。
さらに2015.11月から一時的に麦作りで大半を貸し出して、
残っていたのは大規模な開墾が必要な荒地。

荒地といっても川の栄養を吸った数年耕作放棄された
農地だけあって、雑草をみても地力は高い感じ。
土は粘質寄りだけど砂っぽい感触もあり、水捌けは良さそうです。

昨年に農業公社で刈払いをした荒地約3反(農地候補A)と、
まったくの手付かずで重機による開墾が必要な荒地約2反を
合わせて、認定農家に必要な5反を借りることで、
農地を管理している農業公社と話を進めました。
4月から開始出来れば、ギリギリ夏野菜は間に合う計算です。

現在、麦を作っている農地候補B(写真)は約2町ほどあり、
6月頃の収穫を終えたら、9月頃に農地返却されるので
折を見て1町ほど借りる予定です。
こちらは冬野菜に間に合うか微妙なところです

東松山市は農業公社が農地管理及び、地権者の仲介をしており、
今回の農地は地権者がたくさんいらっしゃるようで確認に
1週間ほどかかるとのこと。暫くは前進出来ずに足踏み状態です。

ちなみに借りる農地の賃借料は1反(10a)当たり年間\2,000-。安い!