2016年3月5日土曜日

東松山市農園見学

こんにちは八巻野菜です。
本日は東松山市農政課と農業公社の新規就農(希望)者を
対象にした市内の農園見学会に参加しました。
前日と同様にかかった交通費は”研修費”として勘定。

内容は若手農家とベテラン農家の農園見学と意見交換。
農業公社の行っている農業塾圃場の見学。
東松山市の直売所「いなほてらす」で見学と昼休憩。
農業公社が保有するレンタル農機具とハウス施設の見学。

農園の意見交換で労働力や販路について聞いてみましたが、
御二方とも基本は一人で忙しいときに親族の助力を得るとのこと。
販路については東松山市の農業は遅れており特産が無いので、
直売所とスーパーによる地元消費が中心とのこと。

以下はメモとして書いておきます。

市と農協が力を入れている特産(戦略栽培品目)の
白いトウモロコシ(ピュアホワイト)とハクサイ・ニンジンは
大口契約しているので作れば売れる。
※農産物出荷手続きで栽培記録表など必要

他の露地野菜は市内の農家も作っているので、旬の時期なると
直売所やスーパーに卸しても大量にあるので安すぎて赤字になる。

価値を高める為、ハウス栽培で出荷時期をズラすが
他の農家もハウス栽培を始めると競争で安くなる。 

直売所にホウレン草・小松菜・水菜を並べると
ホウレン草が一番売れて、次に小松菜。水菜はあまり売れない。
ブランド化していない認知度の低い野菜は売れないので
生産数も低くなる悪循環があり、売れ筋しか並ばない。

認知度の低い野菜も生産者が出向いて試食や店頭販売を
すれば売れるが、時間をとられるので難しい。

農政課に確認したことで直売所は出荷野菜の規格が無い。
品質の低い野菜が並び、客足を遠ざける懸念はあるが
規格を設けると出荷する地元農家が減って品目が減る。

現在、まとまった畑を紹介するのは難しい。
田ならいくらでもある。賃借料は無料からある。

トラクターなど農機具レンタルは平日09:00~16:00。
小型農機具は軽トラックに積める。
ほとんどの農機具は燃料をガソリンに統一にしている。

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